「子ども真ん中、未来を創る活動を」寺家ジュニアビレッジチーム

 2024年9~10月に実施したアイデア創発ワークショップで採択された3つのチームの活動を紹介します。

 寺家ジュニアビレッジチームは、リーダーの大竹さんが他拠点で行っていた子ども向け農体験スクールがアイデアの起点となりました。

 活動にあたり、どのように寺家らしさを表現するのかは課題でした。実際に子育てをしているメンバー、まちづくりを長年担ってきた行政マンとチームとして議論を重ね、活動を進めてきました。そして寺家の特徴的な風景である水田を舞台に活動することにつながりました。

2024年の活動では地権者との相談や、近隣の小中学校への説明など、地元との協力関係を築いてきました。いよいよ2025年からは、農体験から特産品づくりまで、年間を通じたプログラムがスタートします。

 チームリーダーの大竹さんの取り組みは、2016年の菊川での実証実験からスタートしました。そこから全国へとサービス展開し、現在では神奈川、静岡、大阪など6か所で提供しています。今回は、7拠点目として寺家エリアで提案の取り組みをスタートさせました。

寺家エリアでは、子どもたちが地域を知ることを目的とした、社会共育プログラム「ジュニアビレッジ」として、2025年5月より実施予定です。田植えや稲刈りなど子どもたちによる体験のほか、食の課題や地域課題をテーマとした学びと対話を通じて、地域の特産品つくりに取り組みます。

子どもたちが主体的に、農作業を行い、どのような商品を作ったら消費者が喜ぶのかを考え、販売することを通して、子どもたちの中に自信芽生え、好きや得意が広がります。

本プロジェクトでは地域の住民の参加を促しながら、学校、家庭、地域が連携した次世代育成の形を見せるとともに新しい郊外型の教育モデルを目指しています。

 チームリーダーの大竹さんは今後への意気込みを教えてくれました。

AI時代を生きる子どもたちだからこそ、「自分で考え、行動する力」が大切です。ジュニアビレッジは、田畑と地域を学び舎に、自分たちでできることを考え、地域に変化をもたらすアクションを積み重ねていく活動です。寺家のみなさんと一緒に子どもたちをまん中に、未来を創る活動にチャレンジします。

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●ジュニアビレッジ公式ホームページ:https://jvglocal.com

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